ボディメイクコンテストでグランプリを受賞した鹿大医学生

鹿大生の写真

羽出山愛

●所属

医学部医学科4年

●出身

福岡県北九州市

●なぜ鹿大?

寒いところより暖かいところが好きだから!

鹿児島大学には、どうやら「ボディメイクコンテスト」なるものでグランプリを受賞した経歴を持つ医学生がいるらしい。そもそもボディメイクって何だろう?どんなきっかけで始めたのだろう…?その世界に全く馴染みのない筆者が、ご本人にお会いし貴重なお話を聞かせてもらいました!

Q. ボディメイクコンテストって?

「健康を維持しつつ女性らしい体を目指す」ことをコンセプトとする競技になります。‶ボディビル”となると、かなり減量も激しく、少なからず健康を損ねてしまう部分もあるんです。その点ボディメイクは、健康を維持しながら、体のラインの美しさといった「健康美」を競う競技になっています。私は2年生の秋「BestBodyJapan」広島大会、九州大会に出場し、ありがたいことにどちらもグランプリを受賞させていただきました。(写真右)

「BestBodyJapan」出場時の羽出山さん

Q. 始めたきっかけと、今感じる「ボディメイク」の魅力

トレーニングを始めたのは、大学1年生の春です。きっかけは、体力作りとか勉強の息抜きのためと言いたいところなのですが…。実は、当時付き合い始めた彼氏が高身長で細身で本当にスタイルが良くて。その頃の私は、受験明けで太っていたので、隣に並ぶのがすごく恥ずかしかったんです。それがきっかけとなって、本格的にトレーニングを始めました。今では、着たかった服が着れたときや、鏡を見て腹筋が綺麗に割れているときなどはテンションが上がるようになりましたね。また、何よりトレーニングで得られる心の充実感や達成感はボディメイクの一番の魅力なんじゃないかなと思っています!

Q. 医学生として勉強とトレーニングの両立、苦労もあったのでは?

2年生の時、日本大会への準備と大学のテストが重なってしまった時期があって。医学科の2年生の試験は、一番留年しやすい試験とも言われているんですけど、再試験に5個かかってしまった時は、本当にメンタルがやられてしまいました。なんとか頑張って乗り越えられたのですが、先生たちからするときっと問題児のように思われていたと思うので、こういうインタビュー記事に私が載ってもいいものかっていう不安は少しありますね…

トレーニングの時期の羽出山さん

Q. 今までで一番嬉しかったことは?

やはり、大会でグランプリを受賞し、サッシュをかけていただいた瞬間はとても嬉しかったです。今でもそのサッシュは、実家で大事に飾ってもらっています。また、いろいろな世代の方々との繋がりが増えたことも嬉しく感じています。それまで全く知らなかった「ボディメイク」という世界に一人で乗り込んでいったのですが、コンテスト出場者の中には、パーソナルトレーナーの方も多くいらっしゃって。普段なかなか出会うことのない人たちとの繋がりを持てた事は、いい経験だったなと思いますね。

サッシュをかけていただいた瞬間の羽出山さん

Q. 今後について

実は、自分が医学生ということもあって、コロナ禍の中で県外の大会に出場することには少し迷いがあり今は様子を見ている段階なんです。でも、いずれ状況が落ち着いた頃には、もちろんコンテストにも出場したいと思っています!実は、日本大会には「ドクター部門」という部門もあるので、ぜひその枠で出てみたいですね。それに向けて、筋トレやジムは続けていきたいです!


編集後記

「私なんかで大丈夫ですか?」と終始控えめにインタビューに応じてくれた羽出山さん。取材を進めるにつれ、にこにこ笑顔のふんわりとしたイメージからは想像もつかないストイックな一面が見えてきました…!貴重なお話をありがとうございました!