オーストラリアでIT留学予定のバリスタ大学生

鹿大生の写真

大木 恵

●学部学科

法文学部 人文学科 4年

●出身

鹿児島県

●なぜ鹿大?

英語が学べる学科があったから。

法文学部の4年生に、2024年からオーストラリアのフリンダース大学院でITを専攻する方がいらっしゃるという噂を聞きつけた。「なぜ留学?」、「なぜオーストラリア?」、「なぜIT?」を知るべくお話を聞きに行った。

Q. なぜ留学をしようと決めたのですか?

もともと学部生の時に、オーストラリアと韓国に既に留学をしていたんです(それぞれ約1年程滞在)。実際にオーストラリアに一度留学に行ってみて、オーストラリアの働き方に魅力を感じ、将来的にオーストラリアの永住権を取るためにこれから留学に行きます。オーストラリアって子供達は15時に授業が終わって、先生は16時に帰るのが当たり前なんですよ。残業がなくて、18時に食卓に座って家族でご飯を食べるような生活で。それで給料が低いわけでもない。オーストラリア人は「遊ぶために仕事をする」という文化があるんです。そのようなゆったりした生き方と自然に惹かれ、永住権を取りたいと思いました。

韓国に留学していた大木さん

Q. なぜITを専攻しようと考えたのですか?

オーストラリアは需要もあってITで永住権が取りやすいんです。あと、オーストラリアの永住権は取りたいんですけど、そもそも、好きなことをして生きるために場所を選ばない仕事をしたいなと思って。ITは世界で需要もあるし、スキルを持てば世界中のどこでも必要とされる人材になって、暮らしたい場所で暮らすことができます。 あと、もう1つ理由が。私今、大学とは別でフルタイムでバリスタのお仕事をしていて‥。バリスタは年齢制限があることも少なくないんです。そのためバリスタのスキルだけでは永遠に働くことは難しいこともある。でもコーヒーの世界はバリスタではない裏方の仕事にIT系の仕事があるので、そういう面でも活躍できるという点で、ITのスキルを身につけたいと思いました。

大木さんの入れたコーヒー

Q. オーストラリアに行くにあたってどのような点にワクワクしていますか?

これまでの留学は期限があったんですけど、今回は期限がないので、そこに一番わくわくしています!永住権を取るのはとても大変そうですけど…でもそこにもわくわくしています。あとあと、これから専攻するITも全く勉強したことがなくて。でも今から留学に行く大学は大学院生も学部の授業が取れるので初心者で学び始める不安は少なくて。ITという新しいことを学び始めるわくわくもありますね!


編集後記

「後先考えずに行動しちゃうんですよ〜」と楽しそうにお話してくださった恵さん。その行動力に圧巻されたインタビューだった。一般的な大学生は何も考えずに日本の就活制度に流されていくと思うが、型にハマらず海外で生きるという選択肢を取る恵さんはキラキラしていた。