学生秘書?代議士の横に立ち、政治を見つめる鹿大生
松下弘樹(まつした・ひろき)
●所属
鹿児島大学教育学部学校教育教員養成課程初等教育コース国語科3年
●出身
鹿児島市
●愛称
まっつん、まつしー
●趣味
読書、ゲーム、書道、ピアノ、音楽鑑賞、原付でいろいろなところをぶらぶら、美味しいものを食べたりお店開拓したり
●鹿大に入ったきっかけ(なんで鹿大に入ろうと思ったのか)
学校の先生に小さい頃からなりたかった。そんな中で、教員になる上で取ることのできる免許数も多かったことから、鹿児島大学に。
Q. 学生秘書をやろうと思ったきっかけは?
インターンシップを紹介しているNPO法人があったんです。 それに友人が誘ってくれたんですけど、その中に、企業インターンシップの他に、議員インターンシップがありました。 そこで議員インターンシップに興味を持って、2ヶ月間ほど勉強させてもらいました。 ただ、インターンシップが終わった後に、インターンシップ自体は非常に中身のあるものだったのですが、それを経た上で、もっと勉強したいと思ったんですよね。 そこで代議士のことを直接知れる仕事として、今のアルバイトを知りました。 アルバイト内容としては主に代議士が乗る車を運転することです。
アルバイトの際にいつも持っている「仕事道具」
Q. 将来の夢は「教師」という中で、そのインターンシップに興味を持ったきっかけは?
これは声を大にして言いたいんですけど、政治家になりたいわけではないんです(笑) 興味を持ったきっかけは、そのインターンシップで学ぶことが、教鞭に立つ上でも何か役に立つのでは…?と思ったことがきっかけです。 具体的にお話ししますね。 政治について学校での学びを振り返ってみると、教えてくれるのは制度だけで、「じゃあどうやって投票すればいいのか」「どうやって候補者の中から投票する相手を選べばいいのか」までは教えてくれないですよね。 もし、そこに学生が個人で興味を持ってもらうための足がかりとして、「議員さんってこういう仕事してるんだよ〜」ぐらい答えられたら楽しそうって思ったんです。
Q. 代議士の学生秘書をやっていてよかったと思うことは?
1番はやっぱり、「政治家に対してのイメージを変えることができた」ということです。政治家も一人の人間。地元の人たちの下支えがあって存在できている、身近な存在だということです。 例えば、国政報告会です。これは、代議士が直接、地元の人の声を聞いてそれを実際の政治に反映する場です。 他には、社会人としてのマナーを学べること。 先を読む力をつけることができたこと。 社会的な問題やいろいろな考え方を学ぶことができたことですかね。 他には、自分が教師を目指している中で、今の教育現場の問題を勉強したり、実際に関わっている方々の生の声も聞くことができたりできるんですよね。 これを学んだだけにしないで、じゃあ自分が教育現場についたときには、それを解決するためにどういう動きをしようかってことを考えることもあります。
アルバイトの際、気になったことをメモするための手帳
編集後記
今回は「学生秘書」のアルバイトをされている松下さんにお話を聞いてきました。 ”政治”に関することというだけでどうしても毛嫌いしてしまう私たち… ただ、松下さんのような先生がもしいたら、小さい頃から政治についてより身近に、より真剣に考えることができていたのかもとワクワクしながら取材させていただきました。 松下さんが素敵な教師になる日を私も楽しみにしています!