英語の楽しさを伝える鹿大生3人組

鹿大生の写真

Ne→Po(ねーぽ)

●メンバー

前田拓利(右)/法文学部人文社会科学研究科国際総合文化論専攻1年 楠田みゆ(中央)/法文学部人文学科多元地域文化コース4年 桑原維吹(左)/法文学部人文学科多元地域文化コース4年

●これまでのイベント活動

2022年8月: 長崎県島原市で英語体験イベント「ねぽねぽSUMMER」を開催。 2022年11月: 志布志国際交流コミュニティ English Cafe424と共同し、国際交流イベント「International exchange」を開催。

“英語の楽しさを伝えたい” そんな思いから結成された鹿大生3人組「Ne→Po(ねーぽ)」。今年の8月には、主に子供たちを対象とした体験型の英語イベントを企画・開催しました。そんな彼らの出会いからチーム発足までの経緯、活動の楽しさや苦労、そして将来の展望まで、対談形式でたっぷりとお話を聞かせてもらいました。

Q. 「Ne→Po」結成のきっかけと3人の関係性は?

楠田さん:私はもともと「今年中にとにかく何か英語のイベントを開きたい」、そして拓利は「将来のために何かに挑戦してみたい」という目標をそれぞれ持っていました。 前田さん:そうそう。僕は、頭の中ではやりたいことがたくさんあったんですけど、その頃はまだ行動に移せていなくて。とにかく何か始めてみたいっていう話は2人でしていたよね。 楠田さん:そんな時にふと、私の父が地元長崎でカフェを経営している事が浮かんで、その場所を借りて、何か英語系のイベントができないかな?と思いついたのが始まりでした。そして、イベントをする上で重要なデザイン担当を、維吹にお願いすることにしたんです。 桑原さん:2人の話を聞いて、楽しそうだし絶対にいい思い出になると思いました。 前田さん:彼は絵も字も上手いんです。それに、いざ2人でやろうとしても、みゆはじっくり考えこむタイプなのに対して、僕はアイデアは多く出せるけど後先考えず物を言っちゃうこともあって。 楠田さん:すごくバランスがいいかもしれないね。拓利がアイデアマンで、私がそのアイデアに対して時にブレーキをかける役割、そして2人がもめた時に維吹が上手く仲介してくれます(笑)

Q. イベントではどんな事をしたのですか?

前田さん:”お店で英語で注文ができるよう”になることを目標とした英語体験や、クイズを出しながらのアーケード散策、手作りの英語カードを使った並べ替えゲームなど、主に子供たちを対象にした英語イベントを実施しました。 楠田さん:英語でUNOとかもしたね。私たちが「教える」というよりは、とにかく「英語に楽しく触れてほしい」っていうのが一番の目的でした。あと、英語とは別にみんなで工作もしたよね。ちょうど夏休み期間だったので、小学生の工作課題にも役立つかなと思って。私たちもすごく楽しかったです。 前田さん:イベントは5日間にわたって開催しました。コロナ禍だったのとお店の広さも限られていたので、参加者は1日3人ほどだったのですが、地元の小中学生や、オンラインでは大学生も数名参加してくれて、楽しいイベントになりました。

手作りの英語カードを使った並べ替えゲーム

Q. 一番印象に残っていることは?

楠田さん:私はNe→Poのロゴを作る時が一番印象に残ってる。3人で集まっていっぱい考えたよね。 桑原さん:拓利が出してくれた案を僕が綺麗にデザインしなおして、それっぽくするみたいな(笑) 前田さん:そもそも「Ne→Po」という名前には、「ネ(Ne)ガティブからポ(Po)ジティブへ」という意味を込めているんです。英語に対して苦手意識を持つ人たちを、僕たちが関わることで少しでも前向きな方向へ”変える”ことができればいいなって。 楠田さん:そこで、ロゴデザインも拓利のアイデアでカエルがモチーフになってるんです。ダジャレみたいで恥ずかしいんですけどね(笑) 前田さん:やっぱり思い出に残ってるのは、イベント自体よりそこに至るまでの過程だね。3人であれでもないこれでもないと案を出し合って。それまで一度もやったことのない経験だったから、そこが一番楽しかったし、逆に大変なことでもあったなと。

Ne→Poのロゴ

Q. 今後の展望は?

楠田さん:イベントの開催を継続的に続けていけたらなと思っています。私は、来年留学することにはなるのですが、帰国後もその留学経験を活かしてもっと楽しいイベントを企画してみたいです。 前田さん:やっぱり僕たちも英語が好きなので、自分たちも楽しみつつ、周りにもいい影響を与えたいという思いがあります。英語を教えるのはもちろん、誰かにとって何かしら気付きを手に入れられる場を創っていきたいというのが僕らの将来の展望じゃないかな。 桑原さん:そうだね。僕は今年度で卒業して来年からは社会人。今は3人とも学生だけど、2人は留学を1年経験するし、帰ってくる頃には僕は社会人1年目を経験してる。その頃には、それぞれの視点でお互いに違うことを還元できていたらいいなと思います。 前田さん:うん。正直この先どんな変化があるかはわからないし、今と全く違うことをしているかもしれない。でも、自分たちの「英語が好き」という気持ちや「ネガティブをポジティブに変えたい」という思いはずっと変わらないと思ってます。

Ne→Poの3人

編集後記

リーダーは決めず、3人が対等に何でも言い合える関係だというNe→Poの皆さん。インタビュー中も、会話のテンポ感で終始仲の良さが伝わってきました。Instagram(@ne_po.3)では、イベントの告知や活動報告、日常で使える英語表現なども発信されているので、ぜひチェックしてみてください!