世界の妊産婦をランで支援する?イベント運営に奮闘する鹿児島大学生3人組

鹿大生の写真

ホワイトリボンラン運営委員

●鈴のりか(中央)

所属: 鹿児島大学医学部保健学部保健学科看護学専攻 2年 出身: 鹿児島 愛称: すず 趣味: 音楽を聴くことが好き ゲームをすること 鹿大に入ったきっかけ: 看護師になることは決めていた中で、鹿児島の離島で「生まれてから死ぬまで」といったような、人の一生を見る看護師になりたかった。そのため、離島の実習もある鹿児島大学に進学。

●渡邉望未(わたなべ・のぞみ)(左)

所属: 鹿児島大学法文学部人文学科多元地域文化コース 2年 出身: 鹿児島 愛称: のんちゃん 趣味: 音楽を聴くことが好き 鹿大に入ったきっかけ: 鹿大に通っていた姉から話を聞き、留学に行きたいと思っていた中で鹿大の留学制度に魅力を感じたから。今年、派遣留学に応募して学校内の専攻に合格し、準備が整い次第、来年の10月からマレーシアに留学予定。

●大吉優希(おおよし・ゆうき)(右)

鹿児島大学医学部保健学部保健学科看護学専攻 2年 出身: 鹿児島 愛称: ゆうき 趣味: ジャニーズが好き 鹿大に入ったきっかけ: デスクワークよりも誰かとコミュニケーションを取りながら、人と深い関係性を築きながら仕事したいと思った中で看護師に魅力を感じ、地元の鹿大に進学。

ホワイトリボンランって皆さん知ってますか…?この活動は公益財団法人ジョイセフが行なっている活動の一環で、「世界の妊産婦の環境を良くすることをランニングで応援しよう!」という活動です。 この取材をするまで筆者は全く知りませんでした(恥)今回はそのホワイトリボンランの鹿児島拠点で運営の幹部を務めている、3人の鹿大生に話を聞いてきました!

Q. 皆さんがホワイトリボンランの活動に参加しようと思ったきっかけは?

(鈴)所属しているサークルにホワイトリボンランの紹介が流れてきたんです。母親が女性の権利に興味を持っていたのもあってそういう活動自体に親しみがありました。 (渡邉)私も、サークルに紹介が流れてきたのがきっかけで団体自体を知って、1年生の夏休みをダラダラ過ごしていた中で何かに打ち込みたいと思っていた自分にぴったりでした。 (大吉)私も所属しているサークルに紹介文が流れてきたんです(笑)看護師でやりたい分野が母子保健や助産だったりした中でホワイトリボンの活動につながる部分があり、興味を持ちました。

勉強会兼進捗確認会の様子

(11月21日の勉強会兼進捗確認会の様子)

Q. 運営する中で大変なことは?

(鈴)幹部として、部門の動きや幹部の動きを見通して指示を出すことがとても大変です。正直、みんなをまとめることがこんなに大変だったなんて知らなかったです(笑) (渡邉)私は広報をしてるんですけど、ポスターを貼ってもらうためにお願いするときに断られることが多くて、しんどかったです。コロナで人が集めるイベントのポスターを掲示してもらうことって意外と難しくて。今年は本番がこれからなので、どうなるかドキドキです。 (大吉)私も広報を担当してるんですけど、活動のイメージ的にどうしても「女性がボランティアに参加する」と思い込まれている現状があるのが大変ですね…

Q. まとめる中で工夫していることは?

(鈴)ラインに絵文字を入れて柔らかくした上で伝えるようにしてます。あとは「自分だったらどうかな〜?」と考えながらしてますね。具体的には、メールのマナーを知らなくて、自分で調べて連絡した経験から、メールの送り方とか電話のやり方を一からメンバーに伝えるようにしました。 (渡邉)確かに、絵文字とかちょっとの工夫の大切さはすごく良くわかる! のりかちゃんが明るく引っ張ってくれるから、全体的にメンバー全体が明るいイメージはあるし、本当に助かってます。

Q. 運営する中で嬉しかったことは?

(大吉)今年参加してくれた1年生の男の子が「男子だからこそこういう活動に参加したい!」と話してくれたことが嬉しかったです。さっき『活動のイメージ的にどうしても「女性がボランティアに参加する」と思い込まれている現状があるのが大変』っていう話をしていて、その改善として、メディアに取材されるときに「男性でも参加できます」という一言を話すようにしたんです。その結果が現れてるのかな(嬉)

Q. みなさんの将来の夢を教えてください(鈴)

(鈴)将来の夢はもちろん看護師です。元々逆算するタイプの人間でも、リーダーになるタイプの人間でもなかったんですけど、今回の経験で成長することができました。 これからも自分が成長できるような環境で頑張っていけたらなって思っています。(嬉)

鈴さんの写真

Q. みなさんの将来の夢を教えてください(渡邉)

(渡邉)多文化共生に将来関わりたいと思っています。日本と海外だけではなく、「日本の中での異文化」、「男女間の差別の是正」とかに携わりたいと持っている中で、この活動を通じてつけた、人をまとめたりする力・情報発信力を将来につなげていきたいです。

渡邉さんの写真

Q. みなさんの将来の夢を教えてください(大吉)

(大吉)正直、看護師なのか、保健師なのか、助産師なのかはまだ決まってないんです。ホワイトリボンランの活動を通じて自分が興味を持てることをアンテナを張って視野を広げて、将来の職業を具体的に考えていきたいと思ってます。

大吉さんの写真

編集後記

私自身、この活動を全く知らない中で取材させていただきました。ただ、みなさんが丁寧に説明してくださり、その活動の意義や大変さを実感することができました。みなさんの雰囲気もとてもあったかく、和やかな雰囲気で取材をさせていただきました!本当にありがとうございました。昨年度はラン当日は、コロナの影響で中止になったそうですが、今年は開催予定だそうです。もし興味を持った方がいらっしゃったら、ぜひ連絡してみてくださいね!