鹿児島から外へ飛び出してわかる、たくさんのこと

鹿大生の写真

かえで

●所属

法文学部人文学科3年

●出身

鹿児島市

●趣味

アニメを見ること、本を集めること

●なぜ鹿大?

大学生活を送りたかったから

我がKADAI INFOのメンバーにもいろんなことを経験し学びを得ている鹿大生がいます!今回はメンバーのひとり、楓さんを取材しました!彼女はタイ研修や一人旅を経験していて、筆者はいまだ海外や一人旅の経験が浅い身として、感銘を受けました!今回はそんな常に刺激を受けて学び続ける楓さんの経験談から、学んだことまで深掘りしていきましょう~!

Q. KADAI INFOに入った理由は何ですか?

小学生の頃からパッケージやポスターなどのデザインに興味があり、当時の将来の夢はパッケージデザイナーでした。しかし、大学生になる頃には、その夢も薄れ始め、地元である鹿児島大学へ入学しました。2年生までは普通の大学生活を送りました。しかし、デザイン自体は好きだったので、趣味でショップカードやポスターを集めることは続けていました。そんなときに、美術館で開催された展覧会を見に行った際、アーティストの方とお会いする機会がありました。デザインに興味を持っているが、行動に移せないことを相談した時、今すぐにやるべきだとアドバイスをたくさんいただき、「今やらないと一生やらない」と思ったので、その日にデザインを作成するためのパソコンツールを購入しました。その後、フライヤーと呼ばれる、いわゆる紙媒体の広告デザインを模写して、少しずつデザインの勉強を始めました。そしてちょうど同じ時期に、ゼミの配属で現在KADAI INFOで副代表を勤めている玲華ちゃんと出会ってKADAI INFOを紹介していただき、とっても面白そうだったので入部を決めました!

Q. 楓さんは一人旅に何回か行ったことがあると伺いました。今までどこに行き、どんな経験をしましたか?

一人旅で行った場所は、福井、福岡、広島です!福井の話を挙げると、知り合いにデザインに興味があることを話したことがきっかけでした。そのときは福井で「RENEW」と呼ばれる、伝統工芸品などを作る工房を見学したり、ワークショップを見て回ったりすることのできるイベントが開催されていました。伝統工芸品とおしゃれなデザインが組み合わさった取り組みがなされていることも面白く、行ってみたいなと思ったんです。とても良い経験になったと思います。もちろん、初めての一人旅でもあったので、それも相まって印象に残った福井旅行でした!

Q. ―イベントのために旅行するのは、目的がはっきりしていて良いですね!ちなみに初めての一人旅でなにかトラブルなどはありましたか?

新幹線で福井まで行ったのですが、乗り継ぎの時間が20分ほどしかないのに、レストランで外食したことですかね(笑)。20分しかないことはわかっていたのですが、料理を作って運ばれてくるまでの時間を考えずに「20分で食べれば間に合うか~」という考えで、お店に入って、オムライスを頼んでしまいました(笑)。頼んだ後に気づいて、急いで食べた記憶があります。とても心臓がドキドキしましたし、さすがに焦りましたね。

Q. ―そのようなことがあったのですね。無事に帰ってこられて良かったです!一人旅で良かったなと思うことや、メリットなどはありますか?

そうですね、一人旅は計画の変更が利きやすいし、自分でこれしたいな、って思うことがあればすぐに行動できるところが良いなと思います!ですがやはり友達と行く旅行のほうが、感動や共感を一緒にシェアできるので、楽しいとは思いますね。私の場合は少しマイナーなイベントが目的で旅行することもあって、一緒に楽しめるかどうかを考えると、なかなか誘いづらいことはあります(笑)。結果的に一人旅になるというか、一人でも行けるようになりました(笑)。

Q. 楓さんはタイ研修にも参加されたと伺いました。現地で何か印象に残ったことはありますか?

タイのLGBTQに対する考え方は印象に残ったことの1つです。とても性的マイノリティに対して寛容だと感じました。タイの至るところでそれを感じて、とても新鮮ですごく素敵でキラキラしていて、楽しいなと思いました。日本に帰国してから、日本とタイとのLGBTQに対する態度や広まりのギャップを感じ、日本が窮屈に感じました。 他にはコミュニケーション力の大切さを感じました。現地では英語でも伝わらないことが度々あり、少し困ったことがあります。事前学習で、指さしでコミュニケーションがとれる単語帳があると知り、購入して現地に持っていきました。英語が伝わらなかったときに、この単語帳が役に立ちました。他にもグーグル翻訳やジェスチャーを駆使して、タイ語は全くわからなくても研修を楽しむことができました!どうにか伝えようと努力さえすればなんとか伝わるんだな…と思いました。英語力はもちろんのこと、どうやって母国語の異なる相手と関わるか、アプローチしていくのかはコミュニケーション力にもよると思います。そのような意味で、コミュニケーションを取ろうとする積極性は大事だなと感じました。

Q. タイではLGBTQに対して受け入れる考えが広まっているのですね。海外経験も初めてだと伺いました。海外に行くにあたり、気をつけることはありますか?

準備するに超したことはないと感じました(笑)。日本のホテルでは当たり前にあるアメニティがタイには全然なくて、持って来ればよかった!と思うことがなん度もありました(笑)。他には、タクシーの観光客への勧誘ですね。私も騙されちゃいました!でも今となってはこれもいい思い出かも…!(笑)。

Q. 海外経験のない筆者にとって、とてもためになりました!最後に、タイ研修の後で何か考えや行動が変わりましたか?

タイ研修に参加したメンバーは皆自分の意見を持っていて何事にも積極的で、私にとってそれがまぶしく見えていました。そんなメンバーと研修を通してたくさんの刺激を受け、帰国してからは自分の意見を積極的に発言できるようになりました。また、日常の「当たり前」について何にでも疑問や興味を抱くようになりました!研修に行ったことで視野が広くなったような気がします!本当に行ってよかったな、と思える研修でした。


編集後記

一人旅からタイ研修にいたるまで、さまざまな経験をされた楓さん。その分の学びもたくさんあったと思います!これらは日常生活ではなかなか得られない学びだと思うと、筆者は感銘を受けました。たまには普段と違うことに挑戦して、そこからしか得られない学びを得ることは大事ですね!